きっかけは「なんか変だな」という違和感
この現場は、雨樋清掃のご依頼ではありませんでした。別の作業でお伺いした際、「雨が降るたびに庭に水たまりができる」というお話を伺い、気になって確認しに行ったのが始まりです。
実際に見てみると、集水器の周辺に泥が固まっている。よく見ると、砂が堆積しているだけでなく、枝や草が絡まっている。「これは普通の泥詰まりじゃないな」と感じ、もう少し深掘りしてみることにしました。
「依頼されていないのに確認する」──これがイマスグの動き方です。目の前のストレスだけでなく、根本原因まで解除するのがベネフィッターとしての使命です。
原因その①:モニエル瓦の経年劣化
屋根を確認すると、モニエル瓦が使われていました。モニエル瓦は製造が終了しており、経年とともに表面のスラリー層が崩れ、大量の砂が発生します。この砂が雨のたびに流れ落ち、集水器に堆積していたのです。
見た目では気づきにくいのですが、集水器の中を覗くと砂が固まって塊になっている状態でした。引き継ぎ書に「経年劣化がみられるモニエル瓦.JPG」として記録しています。
BEFORE
AFTER
原因その②:スズメの巣
さらに確認を続けると、雨樋の奥にスズメの巣が作られていました。枯れ草・羽根・泥が絡まった巣が、砂の堆積に追い打ちをかけて完全に詰まらせていたのです。
スズメは同じ場所に毎年巣を作る習性があります。「去年も水たまりができた」とおっしゃっていたのが合点のいく話でした。
養生という「当たり前」
作業前に必ず行うのが養生です。雨樋の清掃は、取り出した泥や巣の素材が外壁や地面に飛び散るリスクがあります。しっかり養生することで、作業後の余計な清掃が不要になり、お客様への影響を最小限に抑えられます。
「養生をする業者を見たのは初めて」とおっしゃっていただいたことがあります。当たり前のことを当たり前にやる。それが信頼につながると思っています。
「ここまで丁寧にやってくれるとは思わなかった」
── 作業後にお客様からいただいた言葉雨樋清掃は「発見の連続」
今回の現場は、雨樋清掃がモニエル瓦の問題発見につながった事例です。雨樋は普段目に入らない場所だからこそ、問題が蓄積しやすい。定期的な清掃と点検が、建物全体の寿命を延ばすことにもつながります。
館山市・南房総エリアは塩害や台風の影響も受けやすい地域です。「最近雨が降るたびに気になることがある」という方は、まず一度ご相談ください。